大学入試センター試験廃止が決定した模様です。
これによって、裕福な家庭のみ子供の人生が安泰になる日本社会がやって来ます。
2020年から大学入学希望者学力評価テストという新しい入試制度にしていくとのこと。
大学入試センター試験が変わることで、これからの入試制度と日本社会は大きく変わります。
日本の大学に入学するための学力を判定する試験だ。
現在の大学入試の実態
基本的にはセンター試験を受験しなくては大学に入学できない。
最初の関門であるセンター試験は、一度っきりの一発勝負!
このテストの結果で人生を左右されてしまうといってもいい。
テストで実施されるのは、高校で習う5教科8科目。
科目ごとに決まっている高校の学習指導要領にそって問題が作られるため
日本の高校に通っている生徒ならば、問題を解くことができるのが大前提である。
5教科8科目の中から自分の得意な科目を選択できる。
全科目は、4択の選択問題でマークシートに記入するで記述問題はない。
制限時間内に、どれだけ問題を正確に回答できるかが勝敗をわける。
4択の選択問題で、時間制限つきというルールが存在する限り必勝パターンがある。
出題される問題には傾向やパターンがあり、パターンをいくつ知っていて
いかに使い分けができるか勝負となるのだ。
進学塾や新学校ではこのパターンを覚えて、即座に使い分ける判断力を訓練で鍛える場である。
そのために、いかに効率よく訓練をしたかどうかが点数に現れる。
時間制限さえなければ問題は解けるし点数は上がる、人もいるのだ。
訓練して点数を上げる努力をするのだ。
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新しい入試制度とは?
新しいセンター試験は大学入学希望者学力評価テストという名になる。
今のところ、2020年から新しい大学入学希望者学力評価テストを導入する計画となっている。
マークシート形式も使用するが一部で記述式の問題も取り入れていくとのことだ。
記述式の問題も取り入れていくことで、思考力や判断力なども問われる総合的なものになる。
今での大学入試センター試験より総合的に深く理解しなくては解けない内容になる。
さらに、従来の大学入試センター試験は一度きりの一発勝負だったが
大学入学希望者学力評価テストは年に数回に変更することで、
一発勝負になることを避ける計画が提案されている。
センター入試が廃止されるとどうなる?
一発勝負のセンター入試では、当日何が起こるかわからない。
体調を崩すかもしれないし、前に座っている子のくしゃみが
うるさすぎて本領発揮できないかもしれない。
やはり一発勝負なので、運の要素が強くなりがちであった。
今まででは運の要素が加わるので、余裕で合格できる子が落ちてしまったり
受かるかどうかわからない子が合格したりと不確定な要素が多かった。
しかし制度が変わり、何回でも受験することが可能になると不確定要素が限りなく軽減される。
ますます、学力重視になるだろう。
その上、センター試験を受けるには、受験料を納めなくてはいけない
現在の受験料は成績通知を希望して3科目以上受験する場合では18800円必要だ。
回数を重ねるということは、経済力がかかわってくることが予想される。
結局のところお金が出せなかったら結局一発勝負になるようだ。
いかにお金と時間をかけていい大学に入学できるかが、子供の人生を左右させてしまう。
まるで課金ゲームのようだ。
学歴はその人がどんな人かをある程度把握する指標である。
いい大学に入れるイコール目標に向かって堅実な努力ができるかどうかを大まかな判断できる。
入試制度が変わってしまうと、運の要素がなくなり、これまで以上にいい大学に入ることは難しくなる。
そのため目標に向かって堅実な努力ができた人のみがいい大学に入れるといえる。
したがって、日本の社会は学歴がすべてになるだろう。
大学のブランド力が想像以上の力を発揮し、
努力できるかできないかを今以上に学歴で判断するようになる。
ますます学力の格差が広がることになってしまうだろう。
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