宇宙望遠鏡といえば、ハップル宇宙望遠鏡を思い浮かべると思いますが、宇宙望遠鏡はほかにもあるんです。
ハップルと対をなすように運用されているのが、スピッツァー宇宙望遠鏡という望遠鏡が存在しています。
同じ宇宙にある望遠鏡なのですが、ハップルとスピッツアー望遠鏡では、星の撮影の仕方が大きく違います。
スピッツアー宇宙望遠鏡とハップル宇宙望遠鏡の違いやなぜ、宇宙望遠鏡が2つもあるのかその理由を知っていきましょう!
宇宙望遠鏡って?
宇宙望遠鏡というのは、地球の惑星軌道上の宇宙空間に打ち上げられた天体観測ようの天体望遠鏡のことです。
地球上にあると地球の大気によって星がきれいに見えないので、宇宙空間にて天体観測を行うためにつくられました。
地球上にある天体観測用の望遠鏡では、地球の大気によって観測に必要な波形が吸収されてしまいます。
宇宙にあることで地球の大気に邪魔されずに、星そのものの観測ができるのです。
地上で観測するよりもきれいにはっきり見えるという利点もありますが、運用費用が高いのとメンテナンスが行えないという欠点もあります。
しかし、それでも宇宙の謎を解明するのには必要なのが宇宙望遠鏡なのです。
では、ハッブル宇宙望遠鏡とスピッツアー望遠鏡の違いを見ていきましょう。
ハップル宇宙望遠鏡とは
ハップル宇宙望遠鏡は、ききゅの地上から600㎞のところを周回する宇宙望遠鏡です。
長さ13.1メートル、重さ11トンの筒型をしていて、筒の内部に反射望遠鏡を収めています。
反射型望遠鏡というのは、光の反射を観測する望遠鏡なので、人間の目に見る7色の光だけで天体観測をしています。
スピッツアー宇宙望遠鏡とは?
スピッツアー宇宙望遠鏡というのも、ハッブル宇宙望遠鏡とおなじで、地球上空を周回している宇宙望遠鏡です。
基本的な構造はハッブルと一緒ですが、スピッツアーは熱に左右される観測の方法をとっているので、太陽光を遮るパネルがあります。
反射望遠鏡で光を反射させて観測するのですが、反射させた光のうちの赤外線を観測しています。
[ad#co-1]
違いは、可視光か赤外線か
スピッツアー宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡の違いは、目に見える光か目に見えないかの違いだけです。
可視光だけでは恒星という太陽のように自ら光を放っている星の観測しかできません。
赤外線を観測することによって、地球のように惑星の発見もできるのです。
コメント