あなたは 職業訓練学校という学校があるのを知っていますか?
職業訓練学校というのは、職場で必要なスキルを学ぶことが出来る学校です。
想像してくみてださい。
あなたはとある不動産会社の新入社員です。
不動産業界のことを少し知っているあなたは、接客や顧客へのサービス提供がスムーズにでき、
一緒に入社した同期社員よりも明らかに仕事ができます。
そんなあなたはみるみるうちに頭角を現し、
同期社員よりも一足さきに昇進するチャンスもらえるかも。
こんな未来があなたにも実現できるとしたら…
どうです、職業訓練学校に通っていたら良かったと思いませんでしたか?
職業訓練学校になるかも?
さて、つい先日に政府がこのような発表をしました。
政府は、実践的な職業教育や技能訓練を行う高等教育機関として
「職業教育学校」を設置する方針を固めた。
高校卒業後の進学や、社会人の専門知識の習得を想定している。
学校は新設せず、希望する既存の大学や短大などに職業教育学校へ転換してもらう考えだ。
4日の政府の産業競争力会議(議長・安倍首相)で原案が示され、月内にまとめる成長戦略の柱とする。2019年から施行するとのことだ。
はい、硬い表現でちょっとわかりにくいかなと思いますのでわかりやすくすると以下のとおりです。
今までは、高校生の進路は進学と就職の2つが選択できました。
ですが2019年から新たに、職業訓練学校を選択することが出来るようになるということです。
高校卒業後の進路に、大学と職業訓練学校、就職という3つの選択肢が出来るということですね。
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現在の大学
あなたはどんな理由で大学に行くことを決めましたか?
みんなが行くといっているから。大学に行かないと就職活動で不利になるから。
学びたいことを学びにいく人もいるでしょう。大学に入学することが目的の人だっていますよね。
ほとんどの高校生は、流れで大学に行くことを選択しています。
そして大半は、大抵の場合は就職を有利にするために大学へ行っています。
就職活動のために大学に行くのならば、職業訓練校と何も変わらないといわれることもありますね。
そのため、国は職業訓練校を進路の選択肢に入れるということを検討しているのだと思います。
職業訓練校というのは?
職業訓練学校とう学校があるのを、あなたは知っていますか?
この学校は就職をするために、職場で必要になるスキルを学びながら、資格取得もすることができる学校です。
企業に勤めていて、失業保険を支払っていた人は、失業保険をもらいながらスキルを学ぶことが出来たりします。
それまで企業に勤めていなくても、授業に皆勤参加すると国から10万円支給されたりもします。
スキルを身につける学校に通いながら失業保険を受け取ることもできるのは魅力的ですねね。
でも、一番の魅力は即戦力に近いスキルが手にできることです。
しかし、即戦力のスキルといっても経験がないと業界ではやはり素人です。
職業訓練学校出身の人は企業の中で教育する時間がちょっと少なくて済むことから重宝されているようです。
こんな未来になるのでは?
あなたがもし高校生だったら、職業訓練学校と大学どっちに行きたいですか?
これからの時代の高校生は、進路に職業訓練学校と大学を選べる形になりますね。
大学は学生が自分の可能性を見つける場所です。
ですが、就きたい職業が明確な場合は職業訓練学校に通う方がよいかもしれません。
本来進学や就職というものは明確な目的を持ってするものです。
「あの大学に行くのはこれを学ぶため」「この専門学校に行くのは将来こういう系の仕事をするため」
「就職するのは自分が好きなことをする資金を貯金するため」
「仕事をするのは今、家族を養うため」
働くも勉強するも自分のやりたいことをするためにするものです。
それは高校生でも大学生でも、40~60の親であってもみんなそうです。
あなたが「やりたいこと」ではなく、「やらされている」「しかたなくやっている」
なら人生楽しみが半減してますよ。
人生は各々が、個人個人が限られた環境の中で選ぶもの。
これからの時代の高校生は「選べる選択肢が増えます」が、
今の日本の教育では自分の未来を選べない子供たちが増えていますね。
このままでは、大学進学と職業訓練学校を選べたとしても、
学生の人生や日本国の未来においてもなにも有益にはならないでしょう。
私の子供には、せめて高校生になる前に「夢」くらい持たせてあげたいと思います。
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