ラニーニャ現象の原因とエルニーニョ現象との違いを説明しています。
ラニーニャ現象というのは、地球の海水温の変化にかかわることばです。
特に赤道沿いの海水温の変化について、最近生まれたことばです。
ラニーニャ現象の反対をエルニーニョ現象と呼ばれています。
このような現象が起こってしまう原因について詳しく解説していきます。
ラニーニャ現象って?
赤道付近の東太平洋、ペルーやエクアドルの沖合いの広い範囲で、海面水温が平年より低くなる現象。
海面の温度が低くなることで、ペルー沖の海域で低気圧が発生します。メキシコ沖で発生した低気圧の影響が日本にまで及びます。
言葉の意味はいずれもスペイン語でエルニーニョが男の子、
ラニーニャが女の子。英訳するといずれも the child となり
「神の子」を意味するのだそうです。
ラニーニャ現象の原因は?
ラニーニャ現象とエルニーニョ現象の原因は、風です。
地球には、偏西風と貿易風という大きな気流が2本流れています。
この、気流のながれがエルニーニョ、ラニーニャ現象の原因です。
貿易風(赤道上で西に吹く風)が弱まることに原因がある。
貿易風というのは、赤道上の海水が暖められる事で発生した上昇気流が、
地球の自転の影響を受けて、西側への風に変わる事で一年中西側に向かって吹いている風のことです。
この風が弱まると、エルニーニョ現象になりつよくなるとラニーニャ現象の原因になります。
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ラニーニャ現象とエルニーニョ現象の違いは?
エルニーニョ現象はペルー沖の海水温が通常よりも高まる現象です。
ラニーニャ現象はその正反対に通常よりも低下する現象になります。
エルニーニョ現象時は梅雨入り&梅雨明けが遅くなり、冷夏・暖冬となり
ラニーニャ現象時は梅雨入り&梅雨明けが早まり、夏暑く、冬寒くなる傾向があるようです。
妖精の解答ポイント
エルニーニョ現象とラニーニャ現象の原因は
季節風が関係しているということはわかりました。
しかし、大きな疑問が残されていることに気付いてしまいました。
どうして季節風が弱くなったり強くなったりするのか。
この疑問が解決されていません。
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