肌の自然治癒力を高めるために、ふたの代わりとしてワセリンが使われることがあります。
ガサガサになった唇を守るのもお手のものなワセリンなのですが、お湯や石鹸で落とせないことがあります。
どうやったらワセリンを落として洗い流すことができるのでしょう?
ワセリンの落とし方には大切なポイントがあり、そのポイントを抑えるとべとべとのワセリンをさっぱり落とすことができます。
ワセリンはお湯では落ちにくい
ワセリンはとっても純度の高い油なので、ほとんど水に溶けることがありません。
手にワセリンを付けて洗い物をしても、水をはじくので、ひどい手荒れの人にとっては大切なバリアになります。
しっかりと肌にバリアを作ってくれるので、手の水分や、肌にしみこませた美容成分を逃がすことがなくなるので、肌の蓋には活躍してくれます。
しかし、肌になじみやすいので、なかなか落ちてくれません。お湯で手を洗ってもまだまだしっかり肌に残っています。
ワセリンが柔らかくなって溶ける温度が60度ぐらいと比較的高温です。60度のお湯ならばお湯だけで落とすことができますが、食器ならまだしも人間の肌ではやけどをしてしまいます。
同じく石鹸を使っても、おなじくワセリンを洗い流して落とすことは難しいです。石鹸の洗浄力はお湯の温度によって左右されるので、40度ぐらいのお湯ではワセリンは落ちません。
お湯で洗い流す以外のワセリンを綺麗に落とす方法がありました、落とす方法に大切なポイント乳化させることです。
ワセリンをしっかり乳化させることができれば、お湯で洗い流したあとに石鹸で洗えばきれいに落とすことができるようになりますよ
ワセリン塗ると手を洗った後全然おちないっていうか水弾く
— 藪 (@ya_b70) 2012年12月30日
ワセリンげっちゅ♡ pic.twitter.com/vNApU54WST
— 那海 (@anzu_hana_love) 2017年11月16日
ワセリンを洗い流すには、乳化が必要
ワセリンを洗い流すには、乳化をさせるという作業が必要になります。
ワセリンはとても純度のたかい油なので、何かに溶けたり、溶かされたりという性質がありません。
油性であるということは、溶けないし落ちないという意味でもあります。そのワセリンを落とすためには油を溶かしやすくする物質の力が必要になります。
油を溶かす力があるものが、界面活性剤です。一般的に知られている界面活性剤には石鹸がありますが、ワセリンには歯が立ちません。
そこで必要なのが、界面活性剤となじみやすい油で、ワセリンを乳化してあげることが必要になります。油と水は溶けませんが、油と油なら溶けます。
ワセリンのように固まっている脂を落とすためには、固まっていない油を一緒になじませると落とすことができるのです。
ワセリンとほかの油をなじませて乳化させたところを、石鹸を付けて洗い流せば、ワセリンをきれいに落とすことができます。
クレンジングオイルとなじませてワセリンを洗い流すのも一つの手ではありますが、簡単なのはサラダ油やオリーブオイルを使う方法です。
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ワセリンの落とし方
用意するものは、たった2つです。
- サラダ油(オリーブオイル)
- 石鹸
ワセリンが塗られているところに、オイルをたらして指でなじませます。
そのあと、お湯でしっかりと泡立てた石鹸を使って洗い流せばワセリンはきれいに落ちます。
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