米の価格が上昇していますが、その背景にあるのがこの飼料稲という存在です。
飼料稲とはいったいどんなものなのでしょうか?飼料なので家畜のえさといったことはわかりますが
なぜこんなにも注目を集めているのか気になりませんか?
飼料稲とはいったいなんなのでしょうか?飼料稲WCSや助成金にかかわる内容をまとめました。
飼料稲とは
飼料稲とはいったいどんな存在なのでしょうか?
米は日本人の主食なのですが、人間が食べる以外にも米には使い道があるんです。
おこめの市場というのは日本には3つあります。
家庭で食べる家庭米と、コンビニおにぎりや飲食店で使われる業務用米、家畜の飼料になる飼料米。
このなかの家畜の飼料になるのが、飼料稲や飼料米といわれています。
飼料稲というのは、家畜のえさにするために作るられるお米のことなんです。
飼料稲のWCSって何?
飼料稲といっしょにWCSというワードが一緒に検索されています。
このWCSというのも、飼料稲が注目を浴びるようになったいったんでもあります。
家畜の飼料として使うために作られるのが飼料稲です。この飼料稲を家畜のために食べやすくしたものがWCSです。
人間でいうと漬物とにたようなもので、刈り取った飼料稲を発酵させたものです。
生のまんまの飼料稲は家畜にとっては味のそっけのない雑草ですが、発酵させることで糖分がうまれておいしくなるんです。
長期間の保存がきくので、畜産農家にとってとってもありがたいものになります。
稲発酵粗飼料(稲 WCS)を用いたバイオエタノールと家畜飼料の同時生産https://t.co/Lbyiw8q3c9
飼料用作物のロールベールを用いた省エネ型エタノール生産技術を開発。従来の稲ホールクロップサイレージとほぼ同じ設備で、エタノールと家畜飼料を同時に生産可能。 pic.twitter.com/m92quAgQJz— 農研機構 農業環境変動研究センター (@niaes) 2017年2月28日
このWCSをするのが飼料稲の真骨頂です。
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飼料稲の助成金は?
飼料稲が注目を集めているのは、ほかでもない手厚い補助金制度があるからなのです。
充実した補助金制度でかなりの儲けが期待できるので、米を作るっている農家が飼料稲に切り替えているのです。
今までの日本の政策ではコメの作付けを減らすような政策が打ち出されており、その影響で
米を作ってもいい値段にならないのが現状で、米農家は赤字覚悟でコメを作っていました。
そんななか平成25年に補助金制度が見直された水田活用交付金が施行されてから一気に給付金額が上がりました。
飼料稲にかかわる給付金は水田活用交付金、産地交付金、耕畜連携助成金の3つがあります。
この3つの助成金を合わせると一反当たりに15万円ほどの金額になり、食べる用のコメを作るよりもお金になるのです。
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