高尾山の頂上に上水道が設置されたそうです。
山の上なのにどうやって上水道が整備されて蛇口から水道水がでるのでしょう。
水道水を山頂に送る方法があり、その技術のおかげで山の上でも水道を利用して
水洗トイレが流せたり、手を洗うことができるのです。
高尾山でも上水道設置?どうやってるの?
東京から日帰りで帰ってこれる山として高尾山は有名です。
この高尾山では2010年に、上水道が設置され水道水の利用が始まりました。
標高は599メートルの低い山ですが観光客の増加しトイレの利用などに
使用する水を確保するために上水道が完備されました。
高尾山ではポンプを使って山頂でも水道が利用できるように整備されています。
高尾山よりも標高が高く水道が完備されている場所があります。
日本で一番高い標高にあるサービスエリアでも、上水道と下水道が完備されています。
日本で一番高いPAは、岐阜県にある松ノ木峠サービスエリア上りです。
ここの標高は、1085メートルです。
標高1000mを超える場所でも上水道から水道水を使うことができます。
水は高いところから低いところに流れていくものですが、どうやって標高の高い場所に
水道水を供給しているのでしょうか?
水道水ができるまで
山頂まで水道水を供給する方法の前に、水道水がどうやってできるのかの開設をします。
まず水道水はダムに集められた水が原料になります。
上水道に流すための水道水が作られるのは、浄化場という施設です。
どこの地域にも河川の近くに浄化施設をもっています。
浄化場でダムの水をろ過し、雑菌やごみを取り除いていきます。
綺麗な水になったら、カルキを加えて水道管を通して各家庭に送る前に腐るのを防止します。
カルキが加われば水道水そのもの完成です。
出来上がった水道水は排水池と呼ばれる池を経由して各家庭に送られます。
[ad#co-1]
水道水はどうやって山の上までのぼっていく?
ところが、配水池から各家庭までは、すべて「下り」とは限りませんよね。
山の上や高台に立つ家もありますし、高層ビルの頂上かもしれません。
そんなとき、水道水は、どうやって山の上や高台まで登っていくのでしょう
これには、「動水勾配」という方法が利用されている。
動水勾配とは、一言でいうと、圧力をかけて水を送り出す方法のことだ。
水道水を配水池から送り出す時には、1平方センチメートル当たり1.5キロの圧力がかけられている。
このくらいの勢いで押し出されると、水は山の上や高台にも上っていくのである。
東京の高尾山では、動水勾配の原理を利用しているのはなく、
ポンプでくみ上げる方法をとっているそうだ。
コメント