肌の一番外側にあるのが、表皮です。
表皮は、バリア機能を備えて外部からの進入を防いでいます。
表皮層は、潤いを守るために一番外側で盾となって体を守っています。
このページでは、表皮の役割と、表皮の機能について解説しています。
このページは「肌」について理解を深めていただくページです。
「肌の役割」のページ(肌は守り盾なのだ。肌の役割は、盾とクッション。)を
あなたがまだ読んでいなければ、こちらを先に読むことを強くおススメします。
表皮細胞の上から順に点呼
表皮は、肌のもっとも外側です。暑さか平均0.2mmのとっても薄い膜です。
外部からの異物の侵入や体の水分の蒸発を防ぐバリアを張っています。
表皮は、外側から「角層(かくそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、
「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」の4つの層から成っており、
その大部分を「ケラチノサイト(角化細胞)」と、それが変化した細胞が占めています。
一番外側を守っているのが、聞きなじみのある角質層(角層)です。
ちなみに角質層の上には、水分の蒸発を防ぐための皮脂膜が存在しています。
皮脂膜(皮脂層)については、また別ページで解説します。
潤いを守る秘訣!バリア機能
この角層(角質層)は死んだ細胞の集まりです。細胞がびっしりと
レンガのように並ぶことで強固な盾となっています。
この盾があることで、アレルギーの原因物質や細菌、
その他の有害物質が表皮から体内入ってくることはありません。
この角質の盾をここではバリア機能と呼びます。
角質層の死んだ細胞は、セラミドという物質が
接着し、つなぎとめてバリア機能を果たしています。
また、この層では、体の内側から水分が過剰流出することも防いでいます。
角層について、より詳しくは別ページで解説します。
手入れ過ぎるとバリア機能をなくしてしまう?
間違ったスキンケアで一番打撃を受けるのが、この角質層です。
洗浄力の強いクレンジング剤で肌をこすったり、
入浴時に硬いボディタオルでこすると、角質層に隙間ができます。
隙間ができると、外部から異物の侵入がされやすくなるので敏感肌になってしまいます。
化粧品がしみたり、体がかゆくなったりします。
あなたの敏感肌の原因は、手入れのしすぎにあるかもしれませんよ?
角層より下の細胞は生きている細胞です。
角層のすぐ下、顆粒層についての詳しい説明は角化とともに別ページで解説します。
皮膚の免疫反応
角質層の下の層は、すべて生きている細胞です。
ここは、角質層からの侵入者を排除する機関です。
外界からの物質が角質層を通り越して入ってくると、それを感知して排除します。
角質層を手入れしすぎて、化粧品が合わなくなるのはこの免疫機能があるからです。
詳しくは別のページで説明します。
肌はどこから生まれる?
肌はターンオーバーという機能をつかって、常に新しい細胞に生まれ変わっています。
生まれたての細胞から角質層になるまで、だいたい28日から50日のサイクルです。
さて、この角質層になる細胞はどこから生まれてくるのでしょうか?
表皮5層構造になっていて、基底層から時間がたつごとに角質層になっていきます。
基底層はたったの一列で、細胞分裂を繰り返し人間の一生分の肌を作っています。
一列しかない規定細胞の中には、メラノサイトという細胞もちらほらいます。
メラノサイト細胞は、日傘をさす役割をもっていて、美白と関係しています。
詳しくは基底層のページで説明します。
→「基底層」はこちら
● 肌の役割
● 肌は三層構造
● 表皮
● 皮脂層
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● 顆粒層
● 有棘層
● 基底層
● 真皮
● 皮下組織
用語集
● ターンオーバー
● セラミド
● 角化
コメント
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